教養の海を泳ぐ

駆け出しエンジニア

中央アジア滞在記〜ウズベキスタン編①〜

今年の夏は、サークルの渡航中央アジアに来ている。

ウズベキスタンでは、9/8〜9/13の6日間を過ごした。

鋭い人からは「お前最初に入ってたのカザフスタンやんけ!」というツッコミが飛んできそうだが、カザフスタンは計3回入国することになるので、まとめて最後に書こうと思う。

ウズベキスタンってどこよ?

ウズベキスタン、と言われてピンと来る人の方が絶対に少ないと思う。自分だってそうだ。今回来るまでは場所すらあやふやだった。そもそもウズベキスタンの国旗ってどんなだ?

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上の空色の帯は、青天と純水の象徴。 白色は、平和と純粋さの象徴である。(Wikiより)

首都はタシケントであり、ウズベキスタンはかつてオアシス都市を中心にシルクロードの要衝として栄えた。

特にサマルカンドは「青の都」と呼ばれ、サマルカンドブルーに彩られた建築物群が美しい。ティムール朝ゆかりの地である。

ウズベキスタン事情 (2018年9月現在)

ここへ来る前に先駆者が残してくれた情報を集めていると、様々な情報が飛び込んで来た。

・腐敗した警官が引き止めて来る

・両替するとスム紙幣が多くなりすぎて大金持ち気分になれる

・公的レートが低すぎて、闇両替商が跋扈している

結論から言うと、全くこんなことは無かった。

警官は道端で(談笑しつつ)公務を全うしていて声をかけられることは無かった。スム紙幣は、昨年より普及し始めた10000スム札と50000スム札のおかげでかなりコンパクトになったという。想像より大金持ち気分に浸れなくて残念である。

560000スム(8000円相当)

レートに関しては、以前は公的なレートが闇両替のレートの半分ぐらいで、(法律では禁止されているが)道端で闇両替をしてもらうことが多々あったというが、最近公的なレートが闇両替レートと同じに設定され、闇両替をする人がほとんどいなくなってしまったそうだ。そもそも闇両替は、ウズベキスタンスムの通貨としての価値が低すぎるため、一般人が外貨欲しさに行なっていたものだが、その価値も段々と上がっているのだろうか。

聞くところによるとカリモフ前大統領の死を受けて、2016年に発足したミルジヨエフ政権のおかげで、この1年でどんどん改革が進んでいるらしい。

タシケント市内での移動はバスと地下鉄、そしてSIMカードを手に入れることができたのでYandex Taxi(ロシア語圏で発展している配車サービス)を利用した。ちなみにサマルカンドではサービスエリア外となっていたので、キレそうになった。サマルカンドは歩ける距離に見所が点在しているため、歩いて観光した。

治安も良く食事も美味しかったので、旅行先としておすすめである。なお、旅行者は常にパスポートを携帯しておく必要があるので注意が必要である。

9月8日(1日目)

この日は、アルマトイから飛行機でタシケントに移動した。タシケント国際空港の到着ロビーがかなり簡素で拍子抜けしてしまったのを覚えている。「スムに両替してSIMカード買うか〜」と思っていたら、どこにも見当たらない。ツーリストインフォメーションの人に聞いて、(割と待たされたが)なんとかSIMカード(5GB/$5)を手に入れることができた。受付の人に「SIMカードはここでしか買えません!!」って言われたけど、普通に街角で売ってた。なんやねん。

この日は、Provence Hotelに宿泊した。部屋も広くこぎれいだったが、中心地から離れているのが少しネックだった。

ウズベキスタンは両替所が少ない。ATMも少ない。クレカも使える場所が限られるので、現金のスムが無いと困ってしまう。そこで、両替所が中に併設されている新市街の「ウズベキスタン・ホテル」に向かった。こんな立派なホテルに泊まれるような身分になりたい。

(続く)