中央アジア滞在記〜ウズベキスタン編②〜
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9月9日(2日目)
この日は、タシケント市内を見て回った。
まず旧市街のチョルスー・バザールに向かい、そこから地下鉄を乗り継いで新市街のティムール広場周辺を見て回った。
この写真は、チョルスー・バザールの横にあったクガルダシュ・メドレセ(神学校)の屋内である。緑豊かで、不思議な雰囲気を醸し出していた。
チョルスー・バザールの中心には、青いドーム状の建物が建っている。でかい。この中では、主に生鮮食品やナッツ類が売られていた。これを取り囲むようにしてテントが立ち並び、食品から服、日用品、そして雑貨に至るまで様々なものが売られている。現地の人でごった返していた。なお現在、バザール内の写真撮影は禁止されているらしい。なぜだ。
ティムール広場のティムール像。かっけぇ。ソグド人の街として何世紀も発展してきたサマルカンドは、13世紀にモンゴルによって徹底的に破壊された。それを建て直したのがティムールである。
タシケントは道幅がとても広い。新市街地は旧ソ連時代の建物が立ち並んでおり、どことなく「ロシアっぽいな」と感じた(ロシア行ったことないけど)。とにかく街全体が広く、1ブロックが大きいので、歩いているとくたびれてしまう。車の交通量も多く、タシケントで過ごしていると空気の悪さが気になった。
そして、街を歩いていると人種の多様さに驚く。ロシア人からウズベク人、朝鮮系の人までおり、日本人に似ている顔も良く見かける。
9月10日(3日目)
ウズベキスタン3日目は、朝から列車でサマルカンドに移動した。4時間の移動である。2人のおばあさんとメンバーの4人で1部屋のコンパートメントになったのだが、ロシア語で言葉が全然通じないにも関わらず、色々と気遣ってくれたり紅茶を差し入れてくれたりした。優しい。
サマルカンドではB&B Bahodirという宿に泊まった。レギスタン広場から徒歩5分の好立地。テンションが上がる。
夜になると広場はライトアップされ、今回は残念ながら見られなかったが、金曜日にはプロジェクションマッピングも行われるそうだ。
9月11日(4日目)
4日目は、1日サマルカンドを観光した。
サマルカンドは端的に言って最高だった。コンパクトで主要な見所が歩ける距離にあるのもポイントが高い。
レギスタン広場は3つのメドレセから成り、実物は想像以上に大きい。
また、ちょうど正面にあたるティラカリ・メドレセの内装も見事である。
しかし入場料を払って各メドレセの中に入っても、何か展示があるというわけではなく、お土産屋がひしめきあっているだけなのでそこは少し残念だった。
続いてウルグベク天文台やビビハニム・モスクなども観て回ったが、特にシャーヒズィンダ廟群は感動した。これぞまさに自分がサマルカンドに求めていたものである。シャーヒズィンダ廟群にはティムールにゆかりのある人々の霊廟が建ち並んでおり、以下のような造りになっている。
サマルカンド・ブルーの装飾が美しい。
ただ観光地なだけあって、ウズベク人がやたら日本語で話かけてくる。
「チョトダケ!!」「チヅクリ(手作り)!!」「コンニチハ!!」
訪れる日本人観光客の多さが伺えるが、これは意外だった。気持ちとして、できれば日本人があまり訪れていない場所を旅したいものである。
サマルカンドはスケジュールの関係で2泊3日の駆け足の滞在になってしまったが、時間が許せば1週間ぐらい、またヒヴァやブハラにも足を伸ばしてみたかった。
9月12日(5日目)
タシケントに戻ってきて、知り合った日本人旅行者に教えてもらったSunrise Caravan Stay - Boutique Guest-houseという宿に泊まった。ここは最高で、今まで泊まったドミトリーの中でも1位を争うレベルだった。1泊では惜しく、普通にそのまま1週間ぐらい泊まりたかった。
この日はサークル活動のアポイントメントを消化して終わり。