今年良かった〇〇
今年も終わってしまうので、駆け込みで投稿です。
1年を振り返る記事は別で書きますが、今回は別の切り口で振り返ってみたいと思います。
今年読んで良かった本(技術書)
(リンク貼ってますがアフィリエイトはやってません)
ビジョナリー・カンパニー
会社の入社式でもらいました、読むべしというメッセージなのでちゃんと読みました笑
非常に面白かったです!自分でも知っているような名だたる企業が、創業から世の中にインパクトを与える大企業になるまでに至ったプロセスについて知ることができます。
そこには経営者の苦心があって、ただ売上を上げるのではなくビジョンを追求して事業を立ち上げ、それを仕組み化して維持する、一見相反する物事を両立する(ANDの才能)、などビジョナリーカンパニーに見られる共通点についてケーススタディを通して学べます。
古い本ですが、ビジョナリーカンパニーがビジョナリーカンパニーたる所以を知ることができ、それらは今でも十分通用する原理原則だと思いました。
SQLアンチパターン
RDBのスキーマ設計で陥りがちなアンチパターンについて、そうなってしまう経緯と回避策についてロジカルに解説されてます。
この本を読んだ感想としては、下手な工夫をせずにテーブルを分けて、DBの外部参照制約を効かせてデータの完全性を保つことが大事、ということだと思いました。
DB設計は運用に乗せてしまうと取り返しがつかないことが多い重要な工程なので、これを読んでおくだけでも後から詰む可能性を下げることができるでしょう。
スキーマ設計の議論をしている時に「あ、これSQLアンチパターンでやったやつだ!」って気づけるので非常におすすめです。
良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 ―保守しやすい 成長し続けるコードの書き方
いわゆるミノ駆動本ですね!
ちょうど自分もコードを書くこと自体はできるようになってきたものの、どうやってクラスやモジュールを設計していくのがベストかについて考え始めたところだったので、この本の内容はとても学びがありました。
「このコードはこうした方が綺麗」など感覚的に語られがちな(気がする)ソフトウェア設計において、筆者によって真正面から言語化が試みられているのがこの本の良いところです。
巷で言われているように筆者独自の用語や見解なども含まれているので、この本を足掛かりにクリーンアーキテクチャやDDDなどソフトウェア設計論の世界に足を踏み入れていくのが良いんじゃないかと思いました。
ソフトウェアアーキテクチャの基礎 ―エンジニアリングに基づく体系的アプローチ
この本ではアーキテクチャ選定など技術的な話に留まらず、アーキテクトとしてのマインドセットやステークホルダーとの合意形成をしていくコツ、さらにはプレゼン技術の話などソフトスキルにまで言及されています。
恐らく筆者は歴戦のアーキテクトなのでしょう、解説されているアーキテクチャ自体は少し古臭さを感じるものの、ものの考え方としてはとてもためになりました。特にこの本を読んで、アーキテクチャに最高の設計はなくトレードオフがあるだけだ、ということを学べたのが良かったです。
今年読んだ本は、振り返ってみたらほぼ技術書ばっかりでした😅
来年はもう少し幅広く摂取したい。
今年買って良かったもの
今年買って良かったものは、まちがいなくこの2つです。
今年もコロナが落ち着くことはなかったので、入社直後にリモートワーク環境を整える必要がありました。仕事をするうえで社用PCの画面だけでやるのはきついので、外部モニタがほぼ必須だと思いますが、思い切って4Kモニタを買ってみました。
「4Kモニタなんていらんやろw」って思ってた時期もありましたが、もう今では4Kモニタが無い生活は考えられないです。モニタの解像度の高さは生活の豊かさ。
合わせて買ったのがBenQのScreen Barです。
普通の卓上スタンドライトでモニタを照らそうとすると、光が反射するし目に入ってまぶしいんですが、このScreen Barはモニタ画面を上から良い感じに照らしてくれます。
今はこんな感じで使ってます、おすすめです。
(Webカメラは上から置いているだけです)
今年観て良かった映画
今年観て一番良かった映画といえば、やはり「ドライブ・マイ・カー」じゃないでしょうか。
映像と語りのもつ力に驚かされる傑作だったと思います、3時間の長丁場ですがそれを感じさせないぐらい引き込まれました。
そういえば今年の頭ぐらいに「偶然と想像」「ハッピーアワー」がBunkamuraで上映されていたのでそれも観に行きました、自分は「寝ても覚めても」が入口でしたがやっぱり濱口監督の作品はたまらないですね、、
ちなみに「ドライブ・マイ・カー」で渡利みさき役を演じていた三浦透子さん主演の「そばかす」も先日観てきました、演技が光っていてめちゃめちゃ良かったです。
この映画の主題歌も羊文学からの楽曲提供を受けて三浦透子さんが歌ってるそうです、才能にあふれすぎだろ...