教養の海を泳ぐ

駆け出しエンジニア

エンジニア就活体験記

就職活動が落ち着き、内定承諾もしたので就職先が決まりました。

来年から一部上場のベンチャー企業でバックエンドエンジニアとして働きます。

就活を語る柄でもないですが、自分が就活時に意識していたことに関して、備忘録も兼ねてまとめたいと思います。

就活を始める前

就活を意識してという訳ではないですが、以前から以下のことは行っていました。

・エンジニアアルバイト

学部4年生の頃からずっとプログラミングのアルバイトを行っています。

経験者枠でエンジニアになりたいなら、gitが使えるといった基本的なチーム開発の経験は求められるかもしれません。

自分が本当にエンジニアになりたいのか確かめるためにも、どこかの企業で働かせてもらうのは良い経験になると思います。

競技プログラミング

AtCoderをやっています。最高レートは1009で緑なので、アルゴリズムの能力がアピールになったかは怪しいですが、コーディングテスト対策は特にやらなくてもなんとか乗り切れました。

ちなみに某社のライブコーディングでは死んだので、外資ITとか競争の激しい企業を狙うなら、教科書的なアルゴリズムをしっかり復習したほうが良いかもしれません。

・趣味的な開発

普段からラズパイを触るとか自作PCを組んだとかの話は面接のネタになりました。

ricky-ban.hatenablog.com

また授業課題や友人たちと参加したハッカソンなどの成果物があったので、話すネタになりました。

ポートフォリオの整備

フロントエンジニア志望の人は作り込む必要があるかもしれませんが、そうでなければ最低限、自分の経歴や論文発表、成果物などについて載せていれば十分だと思います。

自分はgithub.ioに簡単にまとめました。

・サマーインターンへの参加

以下の記事にもまとめましたが、研究室の紹介でインターンに参加しました。

ricky-ban.hatenablog.com

ちゃんとエンジニア就活するなら、1年前の春頃から準備して戦略的に有名企業のサマーインターンに挑戦する必要があると思います。

身も蓋もない話ですが、エンジニア就活はそれまでの蓄積が利いてきます。面接で話すことをある程度意識して、事前の準備を行う必要がある点は否めません。

就活の流れ

自分はやりたいことが決まっていて、エンジニア職以外に興味がなかったので、最初から絞ってやりました。

エンジニア就活では以下のサービスを活用しました。

・サポーターズ talent.supporterz.jp

・athletics athletix.run

去年の10月頃に「そろそろ就活始めないとやばいな」という気持ちになったので、これらのサービスで開催されている逆面談イベントに参加しました。

逆面談イベントでは、学生側は予めスライドを用意して、企業担当者に発表することになります。

一日に6社ぐらいと面談することになるのでかなり大変ですが、一気に色々な企業と出会えるので便利です。

また面談といいつつ選考を兼ねているので、反応が良ければESスキップで次の選考に進めたりします。

自分は「エンジニアリングを通して社会課題の解決に貢献したい」「ビジネスとエンジニアリングの両輪で価値を創出できるようになりたい」という軸でやっていたので、裁量がもらえそうなベンチャーを中心に見ました。

面談は合計20社ぐらいしたと思いますが、エントリーしたのは6社で、最終的に今年の1月中旬までに2社から内定を頂きました。

早期選考が多かったので、他の人に比べてかなり早いと思います。

気をつけていたポイント

・OpenWorkや中途採用の募集要項を確認する

やはりどんな環境で働くのかは気になるので、ネットでできるだけ調べました。

年収や使われている技術スタックは、中途採用の募集要項を見ると、ある程度イメージできます。

またOpenWorkには内部の人目線の情報が載っているので、課金する価値はあると思います。もちろんOpenWorkに書き込んでいるのは既に辞めた人が多いので、そこは割り切って参考程度に捉えましょう。

・HPやオウンドメディアを確認する

企業や面接相手の事前情報などは逆質問の材料になるので、徹底的に調べましょう。相手のことを知ることで自ずとミスマッチも防げると思います。

・質問には自分の意見を乗せる

調べたらすぐ出てくるような事を聞かないのは当たり前ですが、ただ質問を聞くのではなくて自分の意見を踏まえて担当者にぶつけるのが良かった気がします。

例えば今話題のESGについて聞いたらウケが良かったです。

・株価やIR資料を見る

実は最近、海外旅行に行けなくなった分浮いたお金で、投資デビューしました。

個別の企業の株価を見ると、株価の推移や価格帯から色々なことが分かります。

株価にはその企業の市場からの期待感が反映されるので、極端に株価が落ち込んでいる企業などは何かあると思ったが良いです。

またIR資料には決算情報や今後の事業展開などについて書いてあるので、読んでおいたほうが良いと思います。

BSやPLの読み方も勉強しておくと、財務状況の悪い企業を避けられるでしょう。

・新聞やニュースを見る

当たり前ではありますが、新聞やニュースを見るようになりました。

自分はあまり業界には拘りがなかったのですが、社会の動きを捉えていれば、風向きが怪しい業界は避けることができます。

・逆質問は必ず考えておく

どんなに忙しくて事前準備がキツくても、逆質問は3つぐらい考えておきましょう。

逆質問でだんまりになるのは印象が最悪です。

これまでのポイントを押さえておくと、どんなに興味がない企業でもなんとかひねり出せると思います。

最後に

簡単ではありますが、自分の就活についてまとめました。

正直かなりナメた就活をしていたので、進路が決まって良かったです。

研究しなきゃ...