教養の海を泳ぐ

駆け出しエンジニア

卒業旅行〜トルコ&ギリシャ&ハンガリー周遊編〜

サークル同期との卒業旅行として、今年の2月9日〜2月24日の約2週間、トルコ・ギリシャハンガリーを周遊してきました。

サークル自体の活動は主にアジアの国々を対象としていたのですが、卒業旅行ということでヨーロッパにも進出しました!

メンバーが皆、海外旅行慣れしている&&日程が合わないため、現地集合・途中抜け/途中参加あり、というクレイジーな旅でした。

さすがに4年間海外旅行に行き続けた結果、海外旅行の荷造りはほぼ完璧に出来るようになりました(特技?)。

トルコ

最初の行き先はトルコでした。ドバイ経由で乗り継いで、20時間以上かけて移動して、イスタンブールに到着しました。やはりエミレーツ航空は神ですね。

そこからさらに国内線に乗り、カッパドキアの最寄りであるネヴシェヒル空港に到着しました。

カッパドキア

ネヴシェヒル空港は思ったより小さくて驚きました。カッパドキア観光の拠点となるギョレメまでは、乗り合いのシャトルバスを利用しました。

夜遅くの到着でかなり冷え込んでいてタクシーなども見当たらなかったので、予めバスを予約していなければ詰んでいたと思います。先に到着していた友人たちとなんとか合流することができました。

ギョレメでは、いわゆる洞窟ホテルに泊まりました。カッパドキアらしくて良かったです。

ギョレメは雪化粧を纏っていて、テンションが上がりました(朝晩は普通に氷点下を切っていたので、寒さは厳しかったです...)。

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ギョレメ市内の様子

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夜は街灯が良い感じになるギョレメ

なお、「カッパドキアといえば気球でしょ」みたいな風潮があると思いますが、冬は強風のため滅多に飛ばないそうです。

なので、自分たちも滞在中に気球を見かけることはありませんでした。気球目当てで旅行される方は注意してください。

カッパドキアではツアーに参加し、奇岩を見て回りました。独特の雰囲気が最高でした。

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奇岩(でかい)

イスタンブール

カッパドキアは2泊で切り上げ、2月12日に国内便でインスタンブールに移動して、途中参加の仲間と合流しました。イスタンブールには2泊3日の滞在でした。

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イスタンブール市内withカモメ

イスタンブールカッパドキアとはうってかわって暖かく、過ごしやすかったです。

市内ではガラタ橋周辺やハギア・ソフィア、ブルー・モスク、トプカプ宮殿にバザールなど、定番どころを回りました。

2大陸に跨る都市ということで、旧市街と新市街でアジアとヨーロッパの違いなども感じることが出来て、非常にユニークな場所でした。

ちょっとした移動は公共バスが便利で、手軽に移動が可能です。

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ハギア・ソフィア

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ブルー・モスク

ガラタ橋では、多くの人が海に向かって釣り糸をたらしていました。あれは何を狙っていたんだろう...自分も混ざりたかった。

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夕暮れのガラタ橋と釣り人

トルコはとにかく、食の満足度が高かったです!

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イスタンブールの大衆食堂

ガラタ橋付近で河口を眺めながら食べるサバサンドは絶品でした。

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サバサンド

飛行機に乗る前に、駅前で買って食べた濡れバーガーも美味しかったです。

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濡れバーガー

2泊3日はかなり駆け足で見損ねた場所もあったので、いつかもう一度ゆっくりイスタンブールに滞在したいです。

カフェ文化が豊かなので、ワーケーションにも最適だと思います。

ギリシャ

ギリシャは少し長めで5日間の滞在でした。ギリシャと言えばミコノス島とか島巡りが有名ですが、冬はオフシーズンでお店が空いてないらしいです。

そこで我々は、アテネを観光した後にメテオラに足を伸ばす計画にしました。

アテネ

アテネはトルコよりも温暖で、半袖でも良いかな?という日もありました。

さすが地中海性気候(Cs)、街路樹にオレンジが生えているのを見て「教科書通りだ!」と感動しました。

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街路樹のオレンジ

ちなみに、街路樹のオレンジは全然美味しくないらしいです。

アテネは、普通のヨーロッパの街並みの中に遺跡が点在している感じで、ギャップが面白かったです。

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パルテノン神殿

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野外円形劇場

駅の中にも史跡の解説や石像があったりして、「ギリシャっぽいな〜」と感じました。

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駅ナカの石像

アテネ観光では遺跡や博物館などがメインでした、めちゃめちゃ良かったです。

もう少し世界史やギリシャ神話に詳しければ得るものが多かったと思います、またリベンジしたい🔥

ところで、アテネは治安がかなり微妙でした。街中も落書きに溢れていて、夜は出歩くのが怖かったです。

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街中のグラフィティ

デフォルトした国はこうなるのか、と感じました。

そして事件は起こりました。観光から宿に戻る最中に、メンバーのうち自分含めて3人が不審者に化粧クリーム(?)をかけられました。

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クリームまみれのコート

これ「名探偵コナンで見たやつだ!」と思いました。

アイスクリーム強盗と呼ばれるもので、故意にアイスクリームなどを服につけて「服が汚れてますよ、カバン持ちましょうか?」などと言って貴重品を盗む手法です。

確かに不審な男が声を掛けてきたので、メンバー全員で脇目も振らず宿に戻りました。

誰も被害には合わなかったのが幸いですが、テンションはかなり下がりました。

メテオラ

そんなこんなで、アテネからメテオラに移動しました。長距離列車で早朝から移動し、昼過ぎにはメテオラの最寄りのカランバカに着きます。

1日でメテオラ観光をしてアテネに帰る人もいるそうですが、自分たちはゆっくりしたかったので1泊することにしました。

メテオラは端的に言って最高でした。メテオラは世界遺産の一つで、奇岩群の上に修道院が絶妙なバランスで建築されています。

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奇岩の上に立つ修道院

かつて昔、修道士たちが岩を登って命がけで建築を行ったそうです。今でも現役の修道院もあり、修道僧たちが修行を行っているそうです。

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メテオラからの眺め

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奇岩と修道院

アテネから遠く離れて、まるで異世界に来たような神聖さを感じました。

この日は12kmほど歩いて各修道院を回りました、心が洗われるような感覚でした。

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ウォーキングのログ

さて、メテオラでも事件は起きました。

夕方に予約していた帰りの列車がストライキで走らなかったのです。こんなことある???

次の日の早朝にハンガリー行きの飛行機だったので、今日アテネに戻れないと完全に詰みです。

急いで高速バスを探すと、幸いにもアテネ行きの最後の一便に飛び乗ることが出来ました。

しばらくギリシャ旅行は嫌ですね...

ハンガリー

ハンガリーは、自分はブダペストのみの観光でした。

とにかくドナウ川沿いの街並みが綺麗でした。

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ライトアップされたドナウ川沿い

またブダペストの観光では、マーチャーシュ聖堂の内装がとにかく美しかったです。

今まで訪れた教会の中でも一番でした。

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美しいステンドグラス

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息を飲む内装

ブダペストでは、他にもオペラを観たり温泉に入るなどして、ゆっくり過ごしました。

ブダペストでは、アンダンテホステルという日本人宿に泊まりました。

とても良くして頂きました、おすすめの宿です。

あと、ブダペストで飲んだ貴腐ワインのトカイワインが美味しかったです。お土産に買い込みました。

ブダペストは街並みが美しく、落ち着いた雰囲気が流れていました。

見所も多いですし、温泉などに入りつつゆっくりして体勢を立て直すのに最適な都市だと思いました。

最後に

色々とハプニングもありましたが、学部生活を締めくくる最高の旅行でした。

一緒に旅行してくれたサークル同期の皆には感謝です。

アジアの国々はカオスな印象を受けがちですが、ヨーロッパは何だか落ち着くような気がしました。人口密度のせいでしょうか?

今はコロナウイルスのせいで海外旅行が憚られますが、気軽に異国を訪れることができる日常が戻ることを願ってやみません。